マスコミで紹介された記事

診療・各部門

2023.1.22 読売新聞

病院の実力「変形性膝関節症」 ~ロボ支援 正確な手術~
JCHO玉造病院 整形外科 石坂直也診療部長

中高年のひざの痛みの主な原因となっている「変形性膝関節症」の治療や予防法について、JCHO玉造病院整形外科の石坂直也診療部長(49)に聞いた。
 スポーツによるけがなどで若い患者もいますが、ほとんどが60歳以上の加齢による発症です。島根県のように高齢になっても農作業に携わることが多い地域では、都市部よりも患者数が多い傾向にあります。
 体重が重くなるほど膝への負担が増え、症状の悪化につながります。膝を支える大腿四頭筋(だいたいしとうきん)などを鍛えるため、運動療法も行いますが、まずは減量が一番大切です。症状が進んでいると痛みで歩けない場合もあり、体重への負担が少ない水中ウォーキングなどを勧めています。
 患者の意向にもよりますが、痛みが強く日常生活に支障をきたしていたり、保存療法が上手くいかなかったりする場合、手術を行います。当院は骨切り術はほぼ行っておらず、人工関節置換術がほとんどです。
 術後の経過が良いことや短期間でリハビリに取り組めるなどのメリットがあると考えており、昨年は約230件の手術を実施しました。また、2021年から県内で初めてロボット支援手術を導入し、昨年は半数以上の手術で実施しました。1ミリ単位で骨を削る作業ができるため、より正確で安全性の高い手術につながっています。
 膝の後方に突発的な痛みが走る場合は、「内側半月板後根断裂(ないそくはんげつばんこうこんだんれつ)」が疑われます。変形性膝関節症の症状が急速に進行する危険があり、早期の受診が必要です。日常生活に密接に関わるだけに、今後も患者の意向を大事にした治療に徹したいと思います。

2022.9.11 TSKさんいん中央テレビ

すーさんのメディカルちゃんねるー自分の足で歩き続けるために
JCHO玉造病院 吉田昇平整形外科部長

番組内容
ミュージシャンとして、また情報番組のMCとして、長年山陰のエンタメ界を支えてきたレジェンド、すやまとしお。日本で多くの人が悩んでいるひざの痛みやその治療の最前線について、楽しく真面目に学んでいく番組。
高齢者のひざの痛みの中で最も多いのが変形性膝関節症。一体どんな病気なのか、また薬や運動等、様々な治療法がある中でロボットがサポートする手術について、すやまが探る。

2014.6.1 読売新聞

病院の実力「人工関節 正座できるまで回復も」
地域医療機能推進機構・玉造病院 小谷博信・人工関節センター長

今回のテーマは「人工関節」。加齢に伴って進行する「変形性関節症」の患者が多く、高齢化の進む県内では身近な問題だ。山陰で唯一、外来から退院後のフォローまで一貫して対応できる「人工関節センター」をもつ松江市玉湯町の「地域医療機能推進機構・玉造病院」(旧玉造厚生年金病院)の小谷博信・人工関節センター長に治療の最先端を聞いた。

要約: 1973年から無菌手術室(クリーンルーム)を設置して人工関節手術に取り組み、2005年にセンター開設、今まで8500例を手掛けた。無菌手術室は2003年、2010年に増設して現在3室ある。昨年実施した手術436件のうち、311件が膝関節で、114件が股関節、10件程度が肩などだ。 膝の手術を受ける患者の年齢も1970年代には平均63.5才だったが、昨年は74.1才に上昇し、90才を超える人もいる。関節の変形は必ず進行していくので我慢せずに早く治療するほどよい。手術法も進歩し、骨格をコンピューターで立体画像にし、手術前にチェックできるようになった。また、手術後の痛みに対して適切なタイミングで薬を投与する「疼痛管理」にも取り組んでいる。

2010.11.25 山陰中央新報

「痛み消え、生活の質向上 小谷博信センター長に聞く」
玉造厚生年金病院人工関節センター開設5周年
1973年に西日本で始めて無菌手術室を設けて以来、6900件の人工関節手術を行っており、現在年間約400件で、国内有数の実績がある。センター開設で、専門スタッフによる手術からリハビリ、外来フォローまで一貫体制で当たる。手術により痛みから解放され、歩けなかった人が歩けるようになり、生活の質は大いに改善する。当院では特に膝関節の曲がりがよくなっており、平均135度で、胡坐は67%、横すわりは約4割、正座は約1割できる。

2010.10.06 山陰中央新報

玉造厚生年金病院公開講座 ダ・カーポを迎え座談会
「人工関節手術に理解を」
玉造厚生年金病院が人工関節センターを開設して5周年を記念して公開講座「ひざ・股関節痛でお悩みの方へ」が松江テルサで行われた。約450人が、医師の講演や音楽トリオ「ダ・カーポ」のメンバーの体験談に耳を傾けた。

2008.3.2 読売新聞

病院の実力「人工関節」
医療機関別2006年治療実績
都道府県別各病院の手術実績数が記載されています。

2008.3.2 読売新聞

病院の実力
「大切なリハビリ 玉造厚生年金病院・小谷センター長に聞く
人工関節 1割が正座も可能に」
これまで6000件近い手術実績がある、玉造厚生年金病院人工関節センターの小谷博信センター長に病院での取り組みを聞いた。同院では2007年には400件あまりの人工関節手術を行った。2005年10月に「人工関節センター」を開設し、外来から退院まで総合的に把握する。大切なのはリハビリで膝の曲がりは平均135度であぐらがかける。1割の患者は正座が可能になる。患者や家族同士による「人工関節友の会」も作り、悩みの相談や情報交換ができるようにした。

2007.8.17 山陰中央新報

「人工関節が入っています」説明付きの写真カード 空港検査など便利 玉造厚生年金病院患者サービス」
人工関節の写真の入ったパスポートサイズのカードが好評だ。金属性の人工関節が空港などでの金属検査で引っかかる利用者が、カードを提示して説明できる。ラミネート加工されたカードに人工関節のエックス線写真、名前、手術日など記入。1枚1000円で今年1月からサービス開始した。

2007.4.22 山陰中央新報

「励ましあい良き友に 人工関節友の会 初会合で70人交流」
人工関節手術を受けた患者や予定者、家族でつくる「友の会」の第1回会合が21日に玉造厚生年金保養ホームであり、会員約70人が専門医のアドバイスに耳を傾け、会員同士の交流を深めた。友の会は玉造厚生年金病院が人工関節治療の強化策の一環として今月1日に結成。島根県内外から200人を超える会員が集まっている。

2007.4.12 山陰中央新報

「人工関節の「友の会」山陰初 術後生活の質向上へ」
人工関節手術で全国有数の症例数を持つ玉造厚生年金病院に患者と手術予定者、家族による「友の会」が発足した。人工関節治療の強化策の一環として結成。発足を記念して、玉造厚生年金保養ホームで第1回学習会を開催。専門医が術後の日常生活で注意する点など話すほか、医療スタッフを交えた参加者交流会も催す。

2006.7.5 山陰中央新報

山陰医療トピックス20
「人工関節手術普及へ 2ヶ月に1回ずつ 研修医師受け入れ」
玉造厚生年金病院は、手術のテクニックやリハビリの見学を希望する医師を定期的に受け入れる取り組みをはじめた。研修は2日間、ベテラン医師による手術を部位の違いなどで2~3回見てもらうほかリハビリ病棟の見学や症例検討を行う。第1回目には東京都と福島県の医師2名が参加した。

2006.4.26 山陰中央新報

「症例データを患者ケアに活用 人工関節手術5000例突破 専門医の研修も受け入れへ」
玉造厚生年金病院では1973年以来、通産5000例を突破した。人工関節台帳を作成してそのさまざまなデータを収集、管理しており、手術後の患者のケアに役立てている。人工関節ラーニングセンターの開設も計画中で技術の普及とともに認知度向上と優秀な人材確保も狙う。

2006.4.13 山陰中央新報

「人工関節手術5000例」山陰で初の達成 患者ら出席も記念式典」
玉造厚生年金病院の人工関節手術が1973年に開始以来、通産5000例を突破して、同病院で記念式典があった。5000例を突破した日に手術を受けた患者4人に記念品が贈られた。

2005.10.13 山陰中央新報

「人工関節で快適な生活を センター開設記念 日米専門医が講演」
玉造厚生年金病院は創立60周年と人工関節センター開設を記念した講演会が松江テルサで行われた。米国のトーマス・バーナック博士および小谷博信人工関節センター長の講演会に約500人が来場。

2005.9.14 山陰中央新報

山陰医療トピックス18
「人工関節センター開設 来月1日 玉造厚生年金病院」
玉造厚生年金病院は10月1日人工関節センターを開設する。外来と入院部門を統合し、ニーズが高まる人工関節治療に特化した治療体制をしくことで更なるレベルアップを図る。