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MRIとはMagnetic Resonance Imaging(磁気共鳴イメージング)の略で、X線や超音波などは一切使用せずに、磁石から発生する「磁力」とラジオのような「電波(電磁波)」を使用して人体の断面を観察する装置です。磁場強度「1.5T(テスラ)」の装置を使用しています。
MRでは人体を構成している「原子核」から信号を収集しています。人間の体は約70%が水分で、脂肪を含めると約90%にも及びます。水および脂肪の構成原子である水素原子核の挙動を画像化すれば人体内の状態を知ることができます。
長所として放射線被ばくが無く、軟部組織のコントラストに優れます。一方で撮影時間が長いため体の動きによるブレや、たいへん強力な磁力なので金属の持ち込みには十分な注意が必要です。