入院患者の年齢階層別患者数の指標
70歳～79歳の年齢の入院患者が最も多い。
未成年の患者（0～19歳）の入院患者の割合16，5％
70歳以上の割合は53，6％。平均年齢は、66，7歳。

整形外科の上位3位までの疾患（治療）を見た指標
①070230xx01xxxxは「膝関節症（変形性を含む）人工関節再置換術等」による入院
②07040xxx01xx0xは「股関節骨頭壊死、股関節症（変形性を含む）人工関節再置換術等」による入院
③160620xx01xxxxは肘、膝の外傷（スポーツ傷害等を含む）腱縫合術等による入院
①から③の治療を受けた患者の年齢平均は①73．9歳、②68，4歳、③56，3歳
また、全国的の平均的な入院期間は①27．21日（当院48日）、②24，98日（当院53日）、③11，98日（当院23．4日）であった。
当科では変形膝関節症、変形性股関節症などに対する人工関節置換術、膝半月板損傷に対する関節鏡視下手術の患者数が多い。
人工関節置換術は待機的手術であり、クリニカルパスにより一定期間で自宅退院するのが原則である。
当院では、家庭での生活に不安なく退院できるよう、術後は、回復期病棟において、よりきめの細かいリハビリを行っている。リハビリは365日行っている。そのため、全国平均に比べ、在院日数が長くなる傾向にあると考えられる。

整形外科の上位3位までの主要手術でみた指標
①KO821は（人工関節置換術（膝）等」の手術
②K1425は脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（椎弓切除）の手術
③KO66－21は関節鏡下関節滑膜切除術（膝）の手術
①から③までの手術を受けた患者の平均年齢は①71歳、②71歳、③66歳であった。
人工関節置換術は当科で多く行われ、膝関節・股関節については2014年のデータで島根県内で1位にランキングされている。
また、脊椎椎弓切除術などの脊椎関連手術件数も島根県内で1位にランキングされている。

なお、「180040手術。処置等の合併症」は、国際的な疾病などの分類（ICD－10分類）の表現を用いたい分類表現であり、主病名の治療よりも入院中に他の合併症の医療資源が優先された分類であり、当院は、2.06％であった。