病院長挨拶

病院長 池田 登
病院長 池田 登

独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)玉造病院のホームページをご覧になりありがとうございます。病院名の前置きが長いのでJCHO(ジェイコー)玉造病院とご記憶ください。

当院は昭和20年11月、戦時職場で障害を受けた人たちの社会復帰を支援するという理念のもと “厚生団玉造整形外科療養所”として開設いたしました。その後、昭和47年に整形外科単科病院から内科を併設し、玉造厚生年金病院に名称変更を行い、昭和56年にこの地に移転しました。以後この名称でこの地域のみなさまの医療ニーズにお応えし、親しまれてまいりました。特に整形外科診療に関しては山陰地方だけでなく広く中国・四国地方の水準向上に貢献してまいりました。平成26年から新たに組織された全国57の病院からなる独立行政法人地域医療推進機構(JCHO)の一員としてJCHO玉造病院に名称変更して、再出発いたしております。ただ運営組織が変わっただけで、診療内容は以前の厚生年金病院と変わることはありません。

当院では「私たちは心温まる医療を実践します」の理念のもと職員一同診療にあたっています。医療には医療者と患者さんとの信頼関係が何よりも重要です。しかし医療には常に不確実なものが存在します。医療者側から見てどんな素晴らしい治療を提供しても、患者さんと心が通っていなければ、納得できる結果は得られません。心温まる医療を通じて医療者と患者がともに疾病に立ち向かい、ともに納得できる医療を行ってゆきたいと考えております。

私たちJCHO玉造病院の最優先の役割は患者さんに信頼される高水準の医療を実践してゆくことです。そのためには病院で働く人がやりがいを持って仕事ができる環境も重要です。これまで長きにわたり諸先輩たちが築いてきた伝統を守りつつ、時代に即した病院運営を行い、皆さまに信頼され、働く人にやさしい病院を目指しています。病院職員一同が生きがいと誇りを持って、当院が果たすべく役割をしっかり胸に留めて努力してまいりますので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。